税理士として独立には、何が必要か?

スーツの人 リクルート

独立を本気で目指しているのか?(R3.1.22号)

面白くない仕事とは?

 

私が税理士業界に足を踏み入れたのは、もう30年以上も前のことである。

 

当時はパソコンというもの自体が無い時代、オフコンという高価な機器で会計入力を行い、別表の作成は手書きであった。

 

手書きですよ・・・。

 

 

このブログを読んでいる、特に若い皆様には、想像もできないでしょう。。

 

 

B5サイズの薄いペラペラの別表の用紙に鉛筆で手書きをして、先輩にチェックをお願いする。

 

 

必ずといっていいくらい、最初は相当数のチェックを頂き、再度別表を修正する。

 

 

それを何度か繰り返していくと、そのペラペラの用紙がくちゃくちゃになり、こちらも段々イライラしてくるので、消しゴムで強くこすると破けてしまうなんていうこともしばしば・・・。

 

 

 

やっとOKがでて、製本をする際にもまた事件が・・・。

 

 

当時はコピー機もソート機能がついていなかったので、3部製本しようと思うと、同じものが2枚ずつコピーされるだけ。

 

 

机の上をきれいにしてから、別表1、2、4、5(1)、5(2)・・・と読み上げながら3部ずつ積み上げていく作業をするのである。

 

 

最後にもう一度、すべてがもれなく製本されているかを確認し、やっと綴じるのである。

 

 

決算書や勘定科目の内訳書も当然一緒に製本するので、それをすべて漏れないようにチェックするのは結構な時間もかかっていたのである。

 

 

これが確定申告書や償却資産の申告書、法定調書合計表も然りである。

 

 

これを、来る日も来る日も繰り返し行っていたのである。

 

 

 

さて、この仕事を面白くないと思うか?

 

 

あなたはどうだろうか?

 

現在の税理士業務

 

もし、今これをやれと言われたら、当然面白くないかもしれない。

 

 

 

私はコピーや製本をするために税理士を目指しているんじゃない・・・

と感じるだろう。

 

 

ただ手書きではないが、当然決算業務、確定申告、合計表などはやらなければいけない。

 

 

お客様へ上から目線で指導する、コンサルだけするなんて、かっこいい仕事イメージしているとするなら、即刻この業界で独立することは諦めたほうがいいだろう。

(言い過ぎたかな?)

 

 

この業界で働き続けてもいいが、独立は止めたほうがいいだろう。

 

 

むしろ「BIG4」と呼ばれる、大手事務所でサラリーマンをすることをお勧めする。

 

そこならば、相手は大手企業のサラリーマンである。

 

ちょっとくらい上から目線でも大丈夫だろう。

 

 

しかも、経営者に会うことも無いので、熱い議論もなく、コンサルティング風な仕事もできるので、そういう方には断然お勧めである。

 

 

責任もさしてとる必要もないし、資金繰りや税金対策などもあまり必要としないだろう。

 

 

だから仕事は比較的簡単で給料はそこそこ、いや結構高いのである。

 

では、そのような仕事を続けていて楽しいだろうか

 

 

答えは、、、わからない。

 

自ら「楽しみ」を見つめる努力

 

ただ、1つ言えることは、どんな仕事も楽しみを自ら見つけないと、何をしても面白さを感じないだろう。

 

直ぐに答えを出し、諦めて、他人の責任に転嫁したがる人は、楽しさを感じないまま転職を繰り返すだけである。

 

 

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