どんな税理士事務所で働くべきか?(7/24号)

リクルート

マネジメントを目指すか?

それともスペシャリストか?

 

税理士事務所は全国で約3万あるといわれている。

 

規模としては、1人事務所から最大は1,000人超という巨大事務所までと様々だ。

 

都内では、辻本郷を筆頭に、山田パートナーズ、ベンチャーサポート、大手監査法人系の税理士法人が巨大事務所としてひしめいている。

 

一般企業と比較すると、社員数は大きく感じられないかもしれないが、実は100人以上で大規模と言われ、50人前後で中堅規模というのがこの業界の特殊性かもしれない。

 

私の事務所は35名と中堅規模のちょっと手前である。

 

ただし、うち9名は税理士(有資格者含んで)なので、税理士が所属する割合は多い方である。

 

こんな業界の中から、自分に合った税理士事務所探すのは容易なことではないだろう!

 

それでも探す場合に留意すべき点を、以下列挙してみよう!

 

税理士事務所を探す視点【規模・専門性・法人格】

1) 大規模な事務所で一部の業務をこなし、平穏な日々を送りたいな~

 

一般企業と変わらず、部署があり、部長・課長がいて、自分の持ち場が限られている

 

そして、忙しい部署と暇な部署に分かれ、意外にも部署間の連携は取れていない。

2) 中規模な事務所で様々な仕事をこなし、自己の成長が期待できるかも・・・

 

多種多様だが、あまりシステマチックに管理はされていない

 

やや属人的なところもあり、声を出すことで様々な仕事はまわってくる。

 

研修制度は、しっかりしている事務所と個人任せと二極化?している。

 

いずれにしても、とにかく成長したい人にはうってつけ・・・。

3) 小規模な事務所で単純作業を繰り返す日々、でも量をこなしている自分に快感・・・?

 

所長のみが税理士なところが多い。

 

とにかく量をこなして稼ぐ事務所が多く、研修や教えるという風土はない。
 

税理士に受かるまでの割り切った期間と考えることも可?

 

 

 

以上は規模別のイメージですが・・・

 

4) 実は規模は大きくないものの、専門性に特化した事務所で、資産税(相 続、譲渡などの特殊業務)専門の税理士事務所などがある

 

5) 歯科医に特化、飲食業に特化など、特定の業種に特化した事務所も存在する

 

6) やや特殊になるが、税務調査の立ち合いに特化した事務所もある

 

 

以上は専門性、スペシャリストを目指したいという方にはいいのかもしれない・・・

 

あとは、

7) 法人を主体、個人事業主が主体などか・・・?

 

8) 法人が主体の事務所が最も多いのですが、その際に考えることは・・・

 

今度は、「学ぶ」という視点から事務所を見ていこう。

1 .どのような業種、業界が多いのか?

 

様々な業種を扱っている事務所がより学べてベターである。

2 .単独担当なのか、複数担当制なのか、混合なのか?

 

単独担当は、自己責任なのでスケジュールなどの調整は楽だが、

 

学びという観点からは、よほど積極的に動かないとならない。

 

逆に複数担当制は、学ぶという観点からはベターですが、スケジュール調整や情報共有という観点ではやや面倒くさい・・・。

 

3 .研修制度の存在と内容はどうか?

成長するに研修制度の有無は大切だ。

ここもしっかりと把握しておきたい。

4 .書籍の購入はどこまで認められるのか?

学習する上で、書籍の購入は欠かせないが、学習の補助があるのかどうかを確認しておくことは大事だ。

5 .顧問報酬はどのゾーンが多いのか?

 

顧問報酬が月1万~2万が多いのか、5万前後なのか、10万前後なのか?

 

その割合はどうなのか?

 

それによって、質と量のどちらに比重を置いた事務所かが推測できる。

 

比較的、質で勝負する事務所は、厳しい側面もあるが成長を期待してよいだろう!

 

6 .テレワーク制度の有無

テレワークに寛容な事務所なのか、そうでないのかを把握しておくことも役に立つ。自らの働き方を考える上での参考となるだろう。

7 .クライアント先への訪問型なのか、内勤型なのか?

 

経営者と積極的に会って話をする事務所なのか、どちらかと言えば内部作業が中心で、経営者と会うのは年に1、2回程度なのか?

 

やはり、経営者と会ってなんぼです!!!

 

 

8 .独立制度はあるのか?

 

将来独立をイメージしている人には、この制度があるのか?

 

あっても実は実質使えない制度になっていないか?

 

実際に社内で独立した人はいるのか?

 

その後、その人の末路は大丈夫なのか?(意外と揉めているケース多し・・・)

 

 

 

以上、転職する場合も、新卒で探す場合にも、是非参考にしてください。

 

ただこれだけは言えるのは、自分自身が将来どうなりたいのか?

 

何でもいいのでイメージをもって臨んでくださいね!

 

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