独立するまでどう過ごしてきたか? 税理士・清水の物語-その1(10/16号)

成長する リクルート

~税理士を目指すきっかけ~

 

私は昔から計画を立てるのが好きな方であった。

 

だからこの税理士業界を選んだ時にも、いつ独立するかを考えて仕事をスタートした。

 

ちなみに税理士を目指したのは、当時家庭の事情で大学進学は難しいと考えていた際に、資格取得の本をパラパラと眺めていた時のこと・・・

 

簿記3級を夏休みの一週間で取得できる! 」

 

というような広告にふと目が留まった。

 

それが高校2年の時だった。

 

早速専門学校に申し込みをして授業を受けに行った。

 

そこで初めて目にした“精算表”がたまらなく面白かったのである!

 

もちろん借方貸方から始まってT勘定、左右は一致など学ぶことが皆新鮮だった。

 

高校は普通科だったのですべてが初めての経験だから当たり前か・・・

 

世の中にこんな面白いものがあるのか?と思ったほどハマった!
(恐らく、税理士に向いている人というのは、最初に簿記が楽しいと思えるかどうかでは
ないかと真剣に思っている)

 

それでその時の先生から、

「清水君、9月から簿記2級の夜間講座があるけど受けてみないか?」

と誘いを受け、二つ返事でこの講座の申し込みをしたのだった。

 

で、毎週2日高校が終わるとまっすぐ専門学校に向かい授業を受け始め、いよいよ初めての日商簿記検定試験に臨んだのある。

 

11月の第三日曜だったか? 試験会場はその専門学校で行われ、2級と3級を同時に受験した。

 

結果は両方とも合格

 

その勢いをかって1級合格を目指すことにした。

 

当時その専門学校では、高校時代に簿記1級を合格すると特待生として入学金も授業料も全部タダ!という制度があったため、『こんな美味しいにんじんは絶対に食べたい!』

 

という。人間心理を突いた専門学校の戦略にまんまとハマったのであった・・・

 

後日知ったのだが、18才の子が2年間で税理士試験に合格した場合、その専門学校の宣伝効果を考えたら、1人分の学費くらいどうでもいいということだったのだ!

 

費用対効果ですよ・・・

 

企業経営のすごさを実感した出来事だった(笑)

 

余談が長くなったが、ではその後1級はどうなったか?

 

高校3年の6月に受験したがあえなく撃沈・・・ 2級とはあまりにもレベルの違いを思い知らされた。

 

それからは次の11月の受験日に向けて相当勉強をした。

 

まあ同級生は皆大学受験に備えて勉強していたので、むしろ目指すものが違えど負けず劣らず必死だった記憶は残っている・・・

 

迎えた高校3年の11月の受験日

 

商業簿記、会計学、原価計算の3科目はそこそこできた自信はあったが、工業簿記がちょっと自信が無かった。

 

そして12月の合格発表の日がやってきた!

 

結果は見事 合 格 

 

高校在学中に1級合格したので、約束通り専門学校へタダ入学したのであった。

 

そして専門学校での2年間で果たして税理士試験5科目に合格したのか?
(18才の子供の鼻が少し伸びてきたのはその頃からであったのかもしれない・・・)

 

結果は3科目に終わった。

 

しかも財務諸表論は2度失敗した。

 

悔しかった・・・

 

昔から感想文、小論文など長い文章を書くのが苦手だった影響か?

 

言い訳するわけではないが、本は継続して読むことをお勧めする

 

当時の私は、新聞はおろか読書をする習慣は全くと言っていいほど無かったのである結局専門学校を3年通い、ほぼ毎日アルバイトをし、まあよく遊んだ・・・

 

その時に経験したアルバイトは、主に飲食店のウエイターと電話機の販売という営業。

 

様々な人間模様があり、人は何を感じ、どこを目指しているのか、内部の人間関係、夫婦の力学など、この業界で働くうえで非常に良い経験になった。

 

そしていよいよ税理士事務所で働くことになったのである。

 

続きはこちら!

独立するまでどう過ごしてきたか? その2(10/23号)
~3箇所3年30才~ (その1はこちら) さて先週に引き続き独立するまでにどう過ごし、どう考えてきた...

 

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