~3箇所3年30才~
(その1はこちら)
さて先週に引き続き独立するまでにどう過ごし、どう考えてきたのか?
専門学校を3年で辞め税理士事務所に就職をした。
その頃は時代もよく、就活には困らなかった。
ただ漠然とではあるが大型の事務所は考えておらず、比較的中規模(20人~30人)の事務所を探すようにしていた。
それは何故かというと、最初から将来は独立して自分の事務所を持ちたいと考えていたので、何となく大規模事務所は部分部分しか仕事をさせてもらえないと思い込んでいたので・・・
(もちろん当時の私のつたない考えであり、大規模事務所の良し悪しとは別問題である)
そして独立する日を決めることにした。
30才に独立開業すると・・・
逆算すると9年しかない。
じゃあ3箇所の事務所、できる限り違う毛色の事務所で働こう!
そう決めて働き始めたのだった。
初めての税理士事務所は当時30人程度だったと思う
(ちなみにこの事務所は今では100人を超える大型の事務所になっていて、業界ではかなり有名)
そこで今でもお付き合いのある生涯の兄貴2人に出会った。
この出会いの影響は大きい
当時事務所では三男坊の清水?と呼ばれていたため、多少のわがままは皆が許してくれた。
まだ20才そこそこのガキがイキがったところで先輩たちは大目に見ていたのであろう・・・
もちろんただ生意気なだけだったらダメである。
有言実行!
実力がない分、時間だけは人一番使った(単に要領が悪かったという説もあるが・・・)
そして量をこなした。
以前のメルマガでも書いたが、嫌な顔は一切しなかった(と思う・・・)
いわゆる「忙しいからできません」という言葉は発した記憶がない。
だから色々な仕事をし、経験をした。
それは同時に自信にもなり、確実に成長している実感もあった。
そして若気の至りだろう・・・
当時、所長の考え方、接し方がどうしても気に入らず、3年持たずに転職することになった。
(石の上にも3年とメルマガに書いていたにもかかわらずである・・・)
さてその間、ほぼ法人のお客様に接してきた。
法人税を中心に基礎はみっちり学んだ。
次はやっぱり資産税関連だろう!
相続関係、不動産の売却関連の経験もしたかったので、“それ専門”までとはいかないが、
そういう仕事を任せたい、経験できる事務所を探していた
あった!
六本木の防衛庁裏にあった事務所でお世話になることにした。
えっ? 今は防衛庁は無い?
そうだよね~ 今は六本木ミッドタウンになっていますね!
しかも今は防衛省だし・・・
この事務所は資産税関連が触れ込みだったのにもかかわらず、実はそれほど案件が多くは無かった。
でも、一度入った事務所だし、学ぶことはあるだろうと前向きに考えそこでお世話になった。
当時は10人規模と前職よりは小さく、システマチックにはなっていなかったが、とてもアットホームな雰囲気で溶け込むのにさして時間はかからなかった。
ここで重要なことは、待っているだけではなく自分から積極的に動くことである。
入社したばかりだから、向こうからきてくれないと・・・
何もわからないから手取り足取り教えてくれないと・・・
そういう人は税理士業界に向かないかもしれない。
何故って?
お客様、特に経営者と接する際に、「ボク、教わってないのでよくわかりません・・・」とは絶対に言わないよね?
自ら調べたり、聞いたりしますよね?
それは誰のためでもない、自分自身のために行う行動でしょう!!
さあそんな事務所ともまた3年弱で辞めることになった。
またまた石の上にも3年が崩れた・・・
生意気だが、その事務所での学びが終わったというしかない。
その所長がどうしても真剣に事務所経営を考えているようには見えなかったのである。
(ちなみにその事務所はその後数年で無くなったのである)
そして最後の事務所への転職である。
26才になっていた・・・
またまた次回に続く
次はこちら!

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