税理士事務所での仕事(R3.3.19号)

一人で作業 リクルート

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~日々何をしているのか?~

 

 

今更ですが、そもそも税理士事務所ってどんなことをしているのか?

 

 

どこも同じようなことをしているのか?

 

 

時期によって忙しさは違うのか?

 

 

業界で働いたことの無い人はわからないし、1か所でしか働いていない人は比較ができないし・・・

 

ただ税理士事務所で共通する仕事はというと・・・

・会計ソフトへの入力・・・試算表の作成
・決算申告書の作成・・・別表の作成
・確定申告書の作成
・年末調整
・償却資産税申告書の作成
・法定調書合計表の作成
・納特

以上はどの事務所でもルーティン業務として定期的に行っている

 

ただ、その仕事を、

1)1人ですべての業務を完結している

2)内部スタッフとの分業制で行っている

 

この一気通貫型か分業型かは、事務所によって分かれるところである

 

 

それぞれの利点はあるが、私の事務所では2)の分業型である

 

 

それはできる限り、お客様(経営者)との打ち合わせ時間をより多く持つことで、相手が我々に何を望んでいるのか? 潜在している欲求は何か?把握するためである

 

 

そして、会社の従業員には言えない悩み、相談事、自慢話、プライベートなことなどなど、孤独な経営者のために寄り添い、同じ時間を過ごすのである

 

 

これを内部作業も含めて1人でこなしていると、それ(ルーティン業務)が本来の仕事と勘違いし、考えて提案するという大事な仕事を忘れてしまうのではないか?

 

 

効率化という観点からは非常に良いことではあるが、担当者本人にとって自分自身のレベルがそれで上がるのか? 私個人としては疑問である・・・

 

 

さて、この他にルーティンではないが行うべき仕事がある

・税務調査の立ち合い
・相続税、贈与税の申告書の作成
・税務相談

 

これらの仕事は、常に発生するものではないが、必要に応じて対応するものであり、先ほどのルーティン業務よりもより専門的な知識を要するものである

 

 

特に、税務相談については、「この契約書に印紙はいくら貼ればいいの?」といったものから、「A社とB社を合併させたいが、最も当社に合う方法は何?」「会社の株価を下げたいが、どこから始めるのがいいのか?」など、その会社の規模、経営者のレベルなどによって、対応の仕方はまちまちである

 

 

税務調査もその事前準備から当日の対応力、事後折衝の仕方など、基礎的なものからレベルの高い対応まで様々なことが起きる

 

 

これは、それまでの経験、日々の勉強などから頭をフル回転させて考え、提案するわけだが、そんな時に1人の力の限界を痛感するのである

 

 

昔と違い、税法はドンドン複雑化し、すべての税法を網羅することはもはや不可能と言ってもいいだろう

 

 

そんな時に、共に働く仲間の存在、複数担当制やチーム制で先輩からの助言、研修での知識の蓄積など、分業制だからこその利点強みがここに活きるのである

 

更に、

・資金繰りの支援
・事業承継の提案
・連結ピンマネジメント

 

これは、普通の税理士事務所ではあまり行っていない仕事も当社では対応している

 

 

これは1人で数十件も抱えていたら、とても対応できない特殊な仕事ではあるが、非常に充実感もあるし、勉強にもなるし、なによりもお客様からとても感謝されるのである

 

 

そうじゃなければ、今の時代に顧問料の値上げに応じてはくれないだろう・・・

 

 

しかも値上げの提案をするのは、もう私ではなく担当者が自信をもって提案しているのである!

 

いや~ 本当にこの仕事は楽しいし飽きがこない・・・

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