税理士事務所での仕事 2(R3.3.26号)

一人で作業 リクルート

 

前回の続きです!
こちらからあわせてご覧ください!

 

 

~日々何をしているのか?~

 

前回、“連結ピンマネジメント”という仕事について列挙しましたが、その内容についてはふれていませんでした

 

 

今回はその仕事について少しだけ紹介します

 

 

まず税理士事務所のお客様のほとんどは、オーナー企業と呼ばれる「株主=社長」という会社です

 

 

大変大きな権限を持つ代わりに、責任も重大です

 

 

なので、大抵は合議制を取らず、すべてを自分自身で決定する社長がほとんどですね!

 

 

ワンマン社長と言われる所以です・・・

 

 

さて、そのようなタイプの会社では、トップの考え方が組織全体、一般社員まできちんと伝わるでしょうか?

 

 

いや、それ以前に社長と役員の間でもきちんと意思疎通は取られているのでしょうか?

 

 

特に成長途上の会社では、社長はいちいち細かいことまで伝えていないケースが大半です

 

 

常に全力疾走している社長は後ろを振り返ることもしません

 

 

気付いたら役員以下との距離はみるみる広がっているではないか?

 

 

でもまだ業績だけはいいのです

 

 

だからだれも気付かないのです・・・

 

 

組織の崩壊の始まりを・・・

 

 

お客様の会社に定期的に訪問していると、何となく空気がよどんでいる、空気が重く感じる・・・

 

 

そんなことがあるのです

 

 

 

そんな時に、社長と役員の間、役員と幹部社員の意識をつなぐ役目の人が組織には必要なのです

 

 

組織内にそのような役目を果たす方がいれば最高なのですが、中小企業は皆が日々自分自身の役割をこなすことで精一杯です

 

 

しかも間に割って入るなんてことは誰もしたくありません

 

 

でも、誰かがその役目を担わないと、最悪組織が本当に瓦解します

 

 

このようなケースは、いきなりではなくゆっくりと崩壊に向かうのです

 

 

正に“茹でガエル現象”です

 

さあ、その役目誰が適任ですか?

 

そう! 我々税理士なんです!!!

 

 

えっ?と思われた方、もしかして弁護士の仕事って思っていませんか?

 

 

何か問題が顕在化していないので弁護士の出番ではないのです

 

 

しかも、いつも定期的に打ち合わせしている我々だからこそ、気付くものなんです・・・

 

 

社長、役員、幹部社員、一般社員とそれぞれの隙間を埋める役目

 

 

連結ピンとして決して離さない・・・

 

 

 

組織の顕在化した問題だけではなく、潜在的な問題、現場だけが知っている問題、社長が伝えたはずの言葉がどのように伝わっていたのかなど、現場インタビューをしながら、いくつかの仮説を展開し、社長に直球で伝えるべきか、変化球で伝えるべきか、その時、その状況に応じて諫言する

 

これが連結ピンマネジメントです!

 

 

どうですか?

 

 

楽しそうじゃないですか?

 

 

でも当然ですが、どこにも税務は出てこないし、財務も出てきません

 

 

どうしてこのようなことが税理士にできるのか?

 

それはただの税理士ではなく、経営参謀税理士としての自覚を常に持ち、経営者に寄り添っているから気付くのです

 

 

こんな仕事は他ではできませんよ~

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