税理士の視点から考えるトーマスコンサルティングの不正事件

違法 経営

トーマスコンサルティング(R3.10.8号)

 

 

税理士の仕事内容って何? 弊社との比較も含めて語ってみた【税理士になりたい方へ】【税理士受験生へ】【業務内容】

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顧問先50社に所得隠し指南

 

先月の新聞にデカデカと掲載されていた、経営コンサルティング会社「トーマスコンサルティング」の脱税指南・・・

 

7年間で約20億円の所得隠しを指摘されていた

 

この記事を目にしたとき、まあよくここまでの悪知恵を考えたものだな~と・・・

 

顧問先50社を巻き込んで、黒字会社と赤字会社をお見合いさせて、それをぐるぐる回していく

 

そして、そのスキームの謝礼として同社が受け取ったものを売上除外していたと・・・

 

ここで目を引くのは、この会社の社長が税務調査会社後に死亡したということ

 

そして今年に入って同社は破産をしたこと

 

更にすごいのは、死亡した社長が実質経営していた税理士法人に所属の税理士3名は、いずれも国税局のOBで、税務調査開始後に税理士を自ら廃業し、懲戒処分を免れていたと・・・

 

その中には税務署長経験者もいたというから、これには相当驚いた
この懲戒逃れは以前から問題視されており、特にOBということで抜け道を熟知していたのだろう・・・

 

いずれにしても、この税理士法人のお客様は今後どうなるのだろうか?

 

しばらくは国税局から目をつけられ、非常に厳しい立場になり、その会社を引き継いだ税理士の方々もその対応に苦労することになるだろう・・・

 

 

死亡した社長の相続申告を対応する税理士の方も複雑な気持ちだろうし、その後の相続税の税務調査が行われば、相当疑いの目でチェックを受けることになるだろう

 

完全な清廉潔白とはいかないまでも、改めて税理士という職業、規律を見直す機会になる

 

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