面白い仕事とは?税理士事務所経営者から見る仕事の考え方

仕事
税理士の仕事 2(R4.4.22号)

前回は主に未経験者の方について、最初の12年の心構えについておじさん目線で語った

今回はやや成長した若手が、次に挑戦すべき仕事についてお話をしたい

 

一般的な税理士事務所で基礎がある程度できてくると、次のステージに上がりたくなるものだ

そういう意欲は本当に重要であり、手を挙げたらやらせてくれる事務所を是非探すことをお勧めしたい!

(ちなみにC Cubeコンサルティングはそうなのだが・・・)

 

当社では、CCRと言って、お客様ごとに多少項目を変えた損益推移表や資金繰り表をエクセルで作成している

一般的な会計ソフトでももちろん簡単に出力できるのだが、

いくつかの難点がある

  1. 項目が設定した会計科目だけの表示になり無機質
  2. 事前に予測値を入れておかないと、単なる過去の実績表であり、未来志向の経営者にはつまらない資料に見えてくる・・・
  3. 仮に予測値を事前に入れたとしても、刻々と変化する予測値を毎回変更するのは手間である
  4. 納税予測の表示はされない
  5. 資金繰り表は非常にわかりづらいもので、説明もしづらい・・・

 

以上のことから、C Cubeコンサルティングでは、エクセルで作成することによって、気軽に簡単に表示方法や未来予測値を変更している

 

それによって、経営者と

「これまでの実績に、社長と打ち合わせをした予測値、そして今日更に変更した数字を基にすると、今期予想は売上××、利益〇〇、納税予測は△△となります」

「社長、このままいきますか? 何か対策打ちますか?」

「その際の資金繰りはこうなるので、いつ頃 融資の準備をしましょうか?」

などなど、話が尽きることがない・・・

これが税務コンサルであり、財務コンサルである

 

そこにはかっこいいレポートや図解は不要なのである!

こういうことをベースに毎月、四半期ごとに社長と打ち合わせをすることで、相手の会社のこと、社長個人のことを深く理解できるようになり、更に次の提案に繋がっていくのである

ちなみにこういう時代であっても、顧問料の値上げも比較的できている

それは何故か?

 

ただの記帳代行的な対応から、経営者に寄り添う姿勢でいるからである・・・

事務所内部でどんなに時間をかけて作業をしていようが、経営者は全く興味がない

それよりもたとえ30分でも経営者本人と会って打ち合わせする効果は絶大である!

 

C Cubeで働いているスタッフは、このCCRを駆使しお客様と会い、お客様から信頼を勝ち取り、それを糧に成長しているのである

だから皆が面白がって、様々な資料を作り、提案し、それがうけたり、たまに外したりと・・・

時に、中途入社で税理士事務所経験者の中には、このCCRを嫌がる人もいる

経験年数が長い人ほどその傾向が強い

 

それは何故か?

これまでの自分のスタイル、以前の事務所のスタイルを変えたくない人である

悲しいが、このような変化不適応型の人は、うちには向かない・・・

これまでの経験上、1年間勤務した人は概ね慣れてきて徐々に成長している

そして勤続3年程度で、単独での値上げ交渉や新規案件の紹介をゲットしている!

私に過度に頼らずに、自信をもってお客様に対応する姿は、頼もしい限りである・・・

さあ、そんなC Cubeコンサルティングで一緒に働こう!

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