~また懲りずに異業種に参戦も・・・~
前回のブログはこちら!
前号で開業時の大失敗談を披露したが、その後もまだあるのだ!
言い訳にはなるが、今度は私が積極的に仕掛けたことではない。
当時のお客様(S氏)からの紹介で知り合いになり、まもなく関与することになるI氏が、S氏が飲食の小売業を始めることにあたり、その工事や設備類の手配などを請け負ったのである。
総額3,000万円以上の初期費用はすべてI氏の会社が立替払いしていた。
さらに販売スタッフや厨房スタッフなどアルバイトが中心ではあるが、10人近く採用し、開店準備を慌ただしく行っていた。
私はというと、採用面接の手伝い、お金周りの管理、会計帳簿の整備、スタッフの会計面の指導など、この時点で既に税理士としての領域を完全に超えたことをしていたのである。
さて開店当日の朝を迎えた・・・
が、である
朝からスタッフから電話が鳴り、Sさんが来ないんです。
電話もつながりません・・・
「はあ~」
何が起こったのか理解するのに時間がかかりました
Iさんと落ち合って、まずはお店の運営を最優先に考え、スタッフが不安にならないようにその日を終えた。
学生時代に飲食関係のアルバイト歴は長かったので、ある程度の要領はつかめたので大きな混乱は無かったものの、翌日からどうすべきかをIさんと話し合った。
結果的には、お店を存続させようということになったのだ。
これはIさんの会社が債務を負担せざるを得ない状況だったので、運営し利益を出して返済をする道を選択したのである。
さあ皆さんお分かりですね・・・
そうです!
今度も大失敗です。
共同事業だから仲間割れしたとかそういうレベルじゃありません。
Iさんも私も本業があり、ただでさえ時間が取れない中での本業外の運営です。
お金は私が管理していたので、日々の赤字をどうやって埋めていくか?
Iさんは既に大きな債務を負っているので、日々の赤字補填は私がやらざるを得ません。
そうして時が経ち、数千万円の赤字の垂れ流しにさすがに危険を感じ始めた時に、Iさんと話し合い店を閉じようということになりました。
当然閉店にもお金はかかります。
でもこれ以上の負担は2人ともできる体力はありませんでした。
高い高い授業料でした。
でも結局は自分自身の責任です。
単純に、もしかしたら儲かるかもしれない・・・
という人間の欲が招いた結果です。
誰を責めることはできません。
今回は自分がそこまで立ち入る必要は無かったのですから・・・
ここからは完全に本業回帰!
当たり前ですね・・・
最も利益率がいいのは本業ですよ!
私達税理士業界で働く人は、お客様が異業種参入しようとした際に、それが関連他業種なのか、そうではないのか?
関連はしないが、会社のソフト=無形資産を活用できるのかを見ながら、お客様と上手に対峙することが求められます。
これは、私が2つの大きな失敗から学んだことです。
あなたがこの先、お客様とそのような場面が出てきた際には、この清水の教訓を思い出し、活かしてください。
きっとお客様に感謝されるか、怒られるかのいずれかでしょう!
えっ? 怒られるなら言わないでおこう・・・?
それはダメです!
常に惚れられるサービスですよ!
いつでも寄り添って、いざというときに諫言できるかが参謀役の使命なんですから・・・
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