初めて担当したお客様は覚えていますか?(10/9号)

日記 リクルート

 ~あのインド料理屋さんまだ頑張っているかな~?~

 

前回のメルマガでもお伝えしましたが、私は昭和63年9月から税理士業界にデビューしました。

 

最初の半年間は内勤として会計ソフトの入力、決算書の作成、その他の雑務を日々行っていました。

 

一日も早く外に出たいから、依頼された仕事は遅くまで残ってでもその日のうちに終わらせていました。

 

そんな甲斐もあってかやっと先輩のかばん持ちとして外出できるようになりました。

 

ではそれまでの半年間、内勤としてどのような姿勢で仕事をしていたのか?

 

1) まずは、どんな仕事を依頼されても絶対に断らなかったこと

2) それが先輩からの信用につながったこと

3) そして依頼しやすいと思われたことで、他部署の方からも仕事を受けることになった

4) すると短期間で様々な仕事をこなすことになり、一定期間で相当の量をこなしたこと

5) それによって、どうすれば同じ業務の効率化を図ることが出来るか、ミスの防止のためにどうすればよいのかなど、工夫をする習慣がついたこと

6) で、試算表の作成件数や決算書の作成件数を1件でも増やすことに喜びを感じながら働いていたこと

 

結果、かばん持ちで先輩についていった際にも、試算表などの細かな数字については頭に入っているため、細かい数字を把握していない先輩のフォローをしながら、お客様の信用を少しずつ増やしていったのであった。

その後初めてメイン担当先を持つことになったのだが、それがまた厳しい船出となった。

 

新規に開業するインド料理店で、経営者自身も初めての飲食店経営、お互いが新人同士ということもあり、最初は先輩に同席してもらいながらお客様の不安を少しでも取り除こうと必死に取り組んでいました。

 

もちろん、定期的にそのインド料理屋さんで食事もしました。

 

また当時顧問料が月40,000円だったのですが、かけた時間は毎月15時間~20時間と、今だったらうちのスタッフに「もう少し考えて仕事をするか、値上げの提案をしなさい」と言ったことでしょう。

 

新人だった故の甘えだったのかもしれません・・・

 

そして次第にいい関係性も出来ていたと思っていた矢先です。

 

いつものようにお店で打ち合わせをした後に、経営者から「実は来月で顧問契約を解除したいんだ」と・・・

 

最初はどうしてなのか全く理解できませんでした。

今まで私なりに時間に関係なく対応してきたつもりでした。

 

経営者にも定期的に会って、若輩ながら色々な話しをしました

 

特に大きなミスもなく対応もしていました

 

が、「新たに契約する税理士事務所の顧問料が20,000円なんだ」と言われました。

 

値段か〜・・・

 

確かに当時はお世辞にも儲かっている状態ではなかった。

 

でも、正直ショックでした。

 

値段だけで判断したんだと・・・

 

それまで私がかけた時間も関係なかったんだと・・・

 

とにかく悔しかった。

 

先輩からも、「今回はお前はよくやったよ、その結果だから仕方がない」と労いの言葉はもらいましたが、どうしても腑に落ちませんでした。

それから数年が経過して少しずつ理解できたことがありました。

それは、

1) 当たり前のことだが、赤字であっても資金繰りに問題のない体質にすること

2) そのためには財務に強い税理士になること

3) 数字の分析力を磨くこと

4) 経営者と共有できる指標を持つこと

5) 自分だけではなく、相手からも惚れられる存在になること

当時の私は、上の5つすべてが不足していたのでしょう。

 

少なくとも相手からはどこか物足りなさがあったのだろうと思います。

 

そして30数年が経過して、今でもスタッフに伝えていること、

 

どんなサービスをしても相手に刺さらなければ、やっていないのと同じ。

 

また過剰サービスも時が経てば普通のサービスに変わる

 

そしていつしか奴隷のように扱われて、最後は寂しい末路になる・・・

 

これは決して大袈裟なことではなく、いつでもあり得ることなのである。

 

または、顧問料は相当安くする代わりに、そこそこのサービスに留めるか?

 

そこは税理士事務所としての経営スタンスの問題であり、どちらが良いかということではない。

 

C Cubeコンサルティングではそれでも惚れられるサービスだけは忘れずに日々成長している。

 

君は初めて担当したお客様はまだ担当していますか?

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